【レポート】初夏の投げ入れレッスン

毎度、時間が相手からのご報告で恐縮です…。

先月のレッスンの様子をご紹介します。


今回は、tetteでは2回目の投げ入れレッスンでした。

投げ入れというのは、剣山やフローラスフォームなどに花を「差す」のではなく

水を張った花瓶などに花を生けること。

花留めを使わないため、難易度は高いと思います。

それゆえ、子ども向けレッスンが中心のtetteでは

挑戦する機会を設けることがなかなかできないでいました。


が、お子さんもよろこびそうな、花留め代わりになる素材をふと思い出し

レッスンに取り入れてみることにしました。

それが、こちら。

ジェリーボールという、元はビーズくらいの大きさの粒ですが、

水に戻すと大豆くらいの大きさに膨らむのです。

芳香剤やおむつにも使われている高分子ポリマーがその正体のようです。

これなら、水を保ちつつ、しかもある程度の花留めにもなります。

しかも、いろんな色があるので、瓶に入れるときから楽しめそうです。


ということで、この素材をあじさいの投げ入れに使ってみました。

予想どおり! みんな、ジェリーの色を選ぶところから、

取り合いになるくらいに(笑)夢中になってくれました。

そして、みんな微妙に色合いに差が出たのも見ていて楽しかったです。


けれど一方で、投げ入れはどの子も

ササッとあっさり終わってしまったのは想定外でした…。


ともあれ、仕上がった作品はこちら。

みんな、とっても涼やかな作品が出来上がりました!
ジェリーは繰り返し使えるので、花を変えて楽しんでほしいです。


そして、そろそろ旬も終盤のあじさいですが

とっても水下がりしやすい花材です。

この↑写真でも葉がクターッとしているものもありますが…。

切り花として楽しむ際には、切り口をしっかり斜めに切り、

切り口にミョウバンを擦り込んだり、茎を叩いて繊維質を壊したりすると

ずいぶん水上がりがよくなります。ぜひ、お試しください!



今回のレッスンで、お子さんも投げ入れは楽しめる!

ということと、そのためにはもっとこちらでの工夫が必要!

ということを確認、実感できました。

ありがとうございました。

次の機会には、花生けにも十分な時間をかけて楽しめるよう

しっかり考えたいと思います。



さて。7月のレッスンは18日
子どもたちの夏休み初日のはずなので、

たくさん参加してくれるのか、まずは宿題に追われているのか。

ドキドキする日程ではありますが、内容は夏らしくワクワクするものをご用意しています。

詳細は追ってお知らせします。お楽しみにー。